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제1차 세계대전 후의 일본 황실의 위기와 육군의 대응

Title
제1차 세계대전 후의 일본 황실의 위기와 육군의 대응
Other Titles
The Crisis of Japanese Imperial Household and the Army"s Responses after the First World War
Author
박완
Issue Date
2019-09
Publisher
동양사학회
Citation
동양사학연구, no. 148, page. 329-376
Abstract
本稿は、第一次世界大戦が日本の皇室と軍との関係に与えた衝撃の意味と、それへの陸軍の対応、そして陸軍が目指した新しい皇室像を、大戦後の陸軍指導者である田中義一を中心に考察したものである。 大戦中の革命と敗戦により、ロシア・ドイツ・オーストリア=ハンガリーなどの帝国が次々と倒れる一方、日本国内でも普通選挙運動・労働争議・小作争議などが活発になるなど、皇室を取り巻く国内外情勢は激変していた。さらに、大正天皇の病状悪化による「大元帥の不在」、大戦景気による皇室収入の膨張、パリ講和会議における前ドイツ皇帝訴追問題なども、深刻な問題であった。その結果、「大元帥」天皇を頂点とする皇室と軍との関係は、大戦後にはその維持が困難になりつつあった。 ところで、田中義一は日露戦後から、陸軍の存立基盤を皇室と国民との両方に求めていた。また、戦時の最高統帥を天皇の「聖断」のみに任せることや、国内で皇族軍人が部隊を指揮する位置にあることが、もたらしうる危険性も自覚していた。そこで、田中は大戦終結直前に原敬内閣の陸軍大臣になると、皇室・軍・国民の三者の関係を緊密にするため、様々な措置を取った。第一に、軍隊内における皇族軍人の住居や特別大演習終了後の宴会を質素にするなど、天皇と皇族が倹約を実践する姿を演出した。第二に、皇室を軍事援護事業に関与させ、生活困難な在郷軍人を救済することで、その思想的動揺を防ごうとした。第三に、労働争議や小作争議の際、皇族軍人率いる軍隊と民衆が衝突するような事態を避けるため、彼らを部隊指揮から退かせた。それとともに、陸軍と国民から尊敬されるだけの体格・体力・能力を備えた皇族のみを軍人にすることで、皇族男子の軍人化慣例の実質化を図った。 以上の措置により、田中は従来の「大元帥の天皇とそれを支える皇族軍人」像をやや弱める代わりに、それを補強するため、「軍人の保護者」という新しい皇室像を創出しようとした、といえる。
URI
https://www.dbpia.co.kr/journal/articleDetail?nodeId=NODE09220264https://repository.hanyang.ac.kr/handle/20.500.11754/177330
ISSN
1226-1270; 2713-8259
DOI
10.17856/jahs.2019.9.148.329
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OFFICE OF ACADEMIC AFFAIRS[S](교무처) > Center for Creative Convergence Education(창의융합교육원) > Articles
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